中小企業でも始められる!ゼロトラストセキュリティの導入ステップ

中小企業でも始められる!ゼロトラストセキュリティの導入ステップ

“境界”ではなく“信頼”で守る、これからのセキュリティ対策とは?

目次

ゼロトラストとは何か?

ゼロトラストとは、従来の「社内=安全、社外=危険」という境界型モデルではなく、
あらゆるアクセスを「常に検証」し「信頼を前提としない」セキュリティの考え方です。
クラウド活用やリモートワークが当たり前になった今、この思想が中小企業でも重要になってきました。

なぜ中小企業にも必要なのか?

中小企業もサイバー攻撃の対象です。
ランサムウェア、ビジネスメール詐欺、内部不正……大企業と同じく「狙われる時代」に対応するため、
ゼロトラストの導入は中小企業にとっても不可欠です。
特に「クラウドを使っている」「社員が社外からVPN接続している」企業には強く推奨されます。

ゼロトラスト導入ステップ(中小企業向け)

  1. 1. 現状把握: どこからアクセスされているか?どんなデータがあるか?
  2. 2. 多要素認証(MFA)の導入: 社員のIDとパスワードだけに依存しない安全性を確保
  3. 3. アクセス制御の細分化: 「誰が」「何に」「どこから」アクセスできるかを明確に
  4. 4. ログ管理と可視化: 何が起きたかをリアルタイムに把握・記録
  5. 5. 教育とルール策定: ユーザーのセキュリティ意識を高め、誤操作を防ぐ

実際にやるべきことリスト

  • Microsoft 365やGoogle WorkspaceでMFAを有効化
  • VPNだけでなく、クラウド型ZTNA(Zero Trust Network Access)を検討
  • 社内ファイルサーバを段階的にクラウド移行(アクセスログも取りやすく)
  • 社内の共有ID利用をやめ、個人ごとのID管理に切り替え
  • ログイン通知や不審アクセスのアラートを導入

まとめ:まずは「小さなゼロトラスト」から

ゼロトラストは、すべてを一気に入れ替える必要はありません。
小さく始めて、段階的に仕組みを育てていくことで、コストを抑えつつも高いセキュリティを実現できます。
不安な場合は、まずは「現状のアクセス状況を見える化する」ことからスタートしてみましょう。

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この記事を書いた人

合同会社ウィンクス(WYNX LLC)

AIと自動化で、IT運用とセキュリティを効率化。AWS,Azure,GCP,Ansible,Terraformなどを活用し、インフラ構築から監視・ゼロトラストまで対応。
現場視点のノウハウで、企業のデジタル化を現実的にサポートします。

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