会社の「メール」が狙われる時代。セキュリティチェック5項目

会社の「メール」が狙われる時代。セキュリティチェック5項目

ビジネスメール詐欺や情報漏洩を防ぐために、今すぐ確認すべきポイントとは?

目次

メールは企業の“入り口”であり“落とし穴”

メールは業務に欠かせないツールですが、最も多くのサイバー攻撃が仕掛けられるポイントでもあります。
特に中小企業は、標的型攻撃やなりすまし(スピアフィッシング)に対して脆弱になりがちです。
今回は、すぐに確認できる5つのチェック項目をご紹介します。

チェック1:なりすまし対策(SPF / DKIM / DMARC)

自社ドメインからのメールが「正規の送信元」として信頼されるために、
SPF / DKIM / DMARC の3つの仕組みが設定されているかを確認しましょう。
特に営業・採用など外部とやり取りが多い部署では必須です。

チェック2:添付ファイルとリンクの無害化

ウイルス感染やフィッシング詐欺の温床になるのが、添付ファイルや不審なURL。
メールセキュリティ製品で添付ファイルの自動スキャンURLの安全性チェックを行いましょう。

チェック3:なりすましメールの社内訓練

定期的に「疑似攻撃メール」を送り、社員がどこまで気付けるか訓練する企業も増えています。
気付く力は、ツールではなく人のリテラシー。メール教育は地味ですが非常に有効です。

チェック4:誤送信対策(送信前確認・遅延送信)

誤送信はヒューマンエラーの代表格。
アドレス自動補完の無効化や、送信ボタンを押した後数十秒遅延させる機能なども導入しましょう。

チェック5:メールの保存と監査ログ

社内のメールが「後から検証できる」ように保存・ログ管理されているかを確認しましょう。
特にMicrosoft 365やGoogle Workspaceなどでは監査ログ機能が活用できます。

まとめ:メールの脆弱性は“気付いた者勝ち”

メールは古くて便利な技術だからこそ、狙われます。
「今すぐ見直せるところ」から確認を始め、“守りの基本”を強化しましょう。 ゼロトラストの第一歩は、こうした小さな確認から始まります。

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この記事を書いた人

合同会社ウィンクス(WYNX LLC)

AIと自動化で、IT運用とセキュリティを効率化。AWS,Azure,GCP,Ansible,Terraformなどを活用し、インフラ構築から監視・ゼロトラストまで対応。
現場視点のノウハウで、企業のデジタル化を現実的にサポートします。

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